2015年10月

『山岡鉄舟との出会い』62

2011-01-23 父子鷹に登場する勝海舟の名は誰もが知る所です。 海舟のほか、幕末から明治にかけて素晴らしい人物が登場します。 西郷隆盛、大久保利通、木戸孝允、岩倉具視、そして坂本竜馬…。 しかし私はこ…

『高歩院で禅と書』63

2011-01-24 20歳のときでしたか。 道場には時たま、それはエネルギッシュな先輩が稽古に来ました。 奥野雅己という先輩でした。 私も稽古に打ち込む気力は誰にも負けない自負はありましたが、 奥野さんは稽古中、目を血…

『高歩院と素晴らしい縁』64

2011-01-25 高歩院での話。 禅と書の体験が終わり、 老いたご婦人が玄関まで見送りに来られました。 気品ある方でしたので、 おそらく大森曹玄氏の奥様だったのでしょう。 奥野雅己先輩は、玄関口でご夫人と会話されまし…

『田原俊彦似のタワラ』65

2011-01-26 私がバイクを乗り回している頃。 実家のすぐ近くに一つ下の男が住んでいました。 そのバイク、かっこいいですね! 初対面なのに、やけになれなれしい。 背は大きくて金髪。 着飾ってはいるが、しかしどことな…

『張本人、現る』66

しばらくして、私が誘ったのか、タワラが願ったのか、 忘れてしまいましたが、タワラがうちに居候するようになりました。 当時、実家に住んでいたのは兄夫婦と私だけでした。 そこにタワラが住み始めたのです。 兄は衣食住を面倒みて…

『彼女とおおらかな母』67

2011-01-27 タワラは美容専門学校の学生でした。 いつだったか、美容学校の仲間を家に連れて来ました。 千葉の守谷海岸にもよく連れて来ていました。 その仲間の一人に女の子がいました。 この女の子が、のちに私の妻にな…

『情けなさと悔しさで涙、涙』68

2011-01-28 反則負けが続いた私ですが、 昭和58年に埼玉県大宮市で開催された大会を皮切りに、 型や組手の試合で優勝するようになりました。 その勢いに乗って、昭和60年に、 連合会という大きな組織の全国大会に駒を…

『臥薪嘗胆 勿怠』69

2011-01-29 神戸の全国大会。 初戦敗退。 それも、たった数十秒。 情けなくて、悔しくて、恥ずかしくて。 兄弟子からもらった写真。 負けた瞬間のベストショット。 そこには自分の情けない姿が写し出されていました。 …

『しかみ像と悔しい肉の塊』70

2011-01-30 しかみ像という絵をご存じのことと思います。 このしかみ像という絵は、徳川家康がある負け戦で、 恐怖に震えて逃げ込んでしまった自分を戒めるために、 自らの情けない姿を描かせたものです。 私にとってのし…

『感謝、感謝の後輩三人組』71

2011-01-31 翌年の全国大会に向けてのリベンジが始まりました。 当時、ふだんの稽古では組手の練習は一切ありませんでした。 もっぱら基本と型と鍛眼法でした。 唯一、鍛眼法で勘を養っていました。 組手は一人稽古するよ…

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