2015年09月

『尽きぬ悩み』100

2011-03-06 膵臓癌に侵されたおやじはまさに闘病の末、昭和57年に他界しました。 兄は学生社長になりました。 しかし気楽なぼんぼん社長にはなれません。 おやじが残した借金数億円も抱えざるを得なかったからです。 リ…

『邪道と言われても』101

2011-03-07 兄は幹部の裏切り行為などで人間不信になるほどの辛い経験をしました。 そして事業で“どんな厳しい状況でも逃げずに立ち向かう心の大事さ” を学びました。 いやというほど学んだこの…

『兄の決意』102

2011-03-08 兄の決意は固かった。 断腸の思いで金城先生に会長辞任の意向を告げました。 嫌なこと、辛いことを避けて通らない。 逃げ出したくなるようなものを目の前にして、腹をくくって立ち向かう。 空手をやりながらそ…

『人が人を呼ぶ』103

2011-03-09 人が人を呼ぶといいます。 館長が事業を営む会社に一人のアルバイターが入りました。 彼の名は安部康博。 のちにK-1ジャパングランプリに出場。 そして第2代全日本ヘビー級チャンピオンとなる男です。 安…

『研修会への傾倒』105

2011-03-11 私が金城裕先生より空手を習い始めたのは高校1年生からでした。 その時金城先生は60歳。 おそらく私が最後の直弟子となるのでしょう。 その中身はとても内容が濃かった。 私は金城先生からじっくりしっかり…

『空手ノート 大切な宝物』106

2011-03-12 なぜ金城先生の空手が理解できないのか。 私はもどかしくてしかたありませんでした。 先生の技術と精神を正しく伝えていくことが自分の使命ではないか。 そう思えてなりませんでした。 私はよく、金城先生から…

『二つの空気』107

それから数年が経ち、 私は建武館少年部の指導をすることになりました。 安部康博がK-1で活躍していたころです。 当時の私は建武館の副館長であるとともに、 研修会の会長宗家でもありました。 そして会長宗家の職責を全うするこ…

『焦燥感』108

2011-03-13 継承する私が誤ってしまっては、 連綿と続く空手の歴史、研修会の伝統が途絶えてしまう。 私が歴史を分断、根絶させるわけにはいかない。 金城先生はその使命を私に託したのだ。 だから今は私情を捨て、負託に…

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