『兄の決意』102

2011-03-08

兄の決意は固かった。
断腸の思いで金城先生に会長辞任の意向を告げました。

嫌なこと、辛いことを避けて通らない。
逃げ出したくなるようなものを目の前にして、腹をくくって立ち向かう。
空手をやりながらそんな強い心を作ることができるはず。
会長の立場ではできなかった自分の思いを少しずつ形にしていきました。

兄、建武館館長は、キックボクシングの人脈を活かします。
ボクシングの経験者、学生キックを道場に招いては、
技術習得をしていきました。

また館長は、さまざまな人脈から、
日本アームレスリング連盟会長遠藤光男氏と出会います。
そしてその手腕が認められ、
東京都アームレスリング連盟会長に任命されました。
空手とアームレスリングの相性はよく、
道場生もよくウエイトトレーニングに励んでいました。

このころは旧道場と呼ばれる自宅3階にある20畳の道場でした。
その隣の小部屋にバーベルとプレスベンチ、そしてダンベルを置きました。
するとウエイトトレーニングだけやりたいという会員も増えてきました。

道場をより親しみやすくわかりやすくしたい。
そこで館長は道場の通称名を
「カラテ&アームレスリング建武館」としました。
館長の人柄もあり、さまざまな人が道場を出入りするようになり、
活気づいてきました。

最後まで読んで頂いてありがとうございました。
コラムは毎日書いていますので、よろしければ明日もまた読んでみてください。

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篠田 剛 SHINODA Tsuyoshi
日本空手道建武館 館長
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※『おれの半生』は2010年9月~2012年9月にマイベストプロ東京で公開した『館長コラム』を転載したものですので、掲載している記述は執筆時点のものであり現況とは異なることもあります。

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