2015年09月

『揺れ動く心』109

2011-04-01 平成14年の頃。 金城先生は空手の歴史と研修会の伝統を伝えるという使命を私に託したのだ。 だから今は私情を捨て、負託に応えるときだ。 そう考え、私は身を粉にして尽くしました。 しかしひと時も心の休ま…

『頑なな心が』110

2011-04-02 現在もそうですが、その頃、館長は建築関係の事業をしていました。 その事業は順風満帆ではありませんでした。 むしろ大借金からのスタートでしたので台所事情は常に火の車でした。 そういう火急のときになぜ建…

『人情の機微』111

2011-04-03 地元の後輩、本澤は運送会社を経営する苦労人。 人情の機微というものを知っている男です。 少年部は伝統派、大人は直接打撃。 私はもともと少年部だけを指導していました。 大人は館長が指導をしていました。…

『決心』112

2011-04-04 おやじに金城先生を紹介されたのが15歳の時でした。 そして、金城先生からのマンツーマン指導を命じられました。 この先生のもとで生涯やっていけよと言われたようなものでした。 まだ中学生のガキだったころ…

『告白』113

2011-04-07 研修会を辞める決意を固めてまもなく、 金城先生にお手紙を差し上げました。 会社の業績が不振であることは書きました。 しかし直接打撃の空手を兄とやることになった、 ということはどうしても書けませんでし…

『おやじの遺言』114

2011-04-09 宗家は技術の長である。 だから研修会以外の技術を教えることはできない。 教えるときは宗家を辞めるときだ。 大筋でいうとこんな感情でした。 もちろんそんな単純なものではありませんが。 金城先生の空手を…

『心の支え』115

2011-04-12 研修会を辞任することで、 会員の皆さんには大変ご迷惑をおかけしたことでしょう。 身勝手で無責任な行動というそしりを受けるのは仕方のないことです。 しかし幸いにも、実情を知った先生方は理解してくださり…

『指導が生きがいに』116

心の支えと言えば、 もちろん建武館の子ども達です。 子ども達はわが子のように可愛くて、 指導の時間が何より私の生きがいとなっていました。 その建武館から巣立った教え子は数知れません。 みんな思い出深い子ばかりです。 その…

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