『負けました 将棋の世界の潔さ』225 日本空手道建武館 篠田剛 2012-03-21 将棋に審判員はいません。 一方に打つ手がなくなった時点で終局となります。 負けた方がその時に発することばが「負けました」。 自分から負けを認めるんですね。 誰かに負けを宣告されるでもありません。 悔…続きを読む
『もうひとつの先義後利』226 日本空手道建武館 篠田剛 2012-03-22 先義後利 義を先にし、利を後にする者は栄える よく企業の社是・社訓に使われることばです。 企業の利益というのは顧客への義を貫き、 信頼を得ることによってもたらされるものだ。 そういうことだと思います…続きを読む
『そんなことありません 義務が損なこと』227 日本空手道建武館 篠田剛 2012-03-24 あれはやってくれるの? これはもらえるの? そう。権利ばかり主張する人、増えた気がしませんか。 権利を主張しておかないともらい損をするかもしれませんから。 もらえるものはもらっておこうと。 ですが、…続きを読む
『茶の湯と道場 茶道と空手道の共通点』228 日本空手道建武館 篠田剛 2012-03-27 千利休はわび茶を確立しました。 その遺徳をしのんで利休忌という行事が行われるそうです。 ところで、茶道と空手道には共通点があります。 それはどんなところでしょうか。 道場にひとたび入れば、肩書きは一…続きを読む
『心の拠り所 茶道と空手道 もうひとつの共通点』229 日本空手道建武館 篠田剛 2012-03-28 茶道と空手道。 同じ道のもうひとつ共通点があります。 人は思い悩むとき、一瞬でもいい、 それを一切忘れさせてくれる時間と場所がとても必要です。 そういう心の拠り所を、誰もがほしくなるものです。 時代…続きを読む
『良き相談相手になりたい』230 日本空手道建武館 篠田剛 2012-03-29 目上に意見をいうのを具申といい、 過ちを指摘するのを諫言といいます。 組織のトップが大きな存在になると、これが言いづらくなります。 そうなると、トップとしてはとても孤独で不安になるものなのです。 ト…続きを読む
『中学校武道 日本人の誇りを持たせるために』231 日本空手道建武館 篠田剛 2012-04-07 過去に他人から 「あなたはダメな人間だ」 と言われたことがあります。 その時私は、 いや、俺はそんな男ではないはずだ。もっと自信を持て。 そうつぶやいては自信を取り戻したのを覚えています。 他人から…続きを読む
『日本人はもっと日本を好きにならないと! 日本人以上の日本人 ドナルド・キーンさん』232 日本空手道建武館 篠田剛 2012-04-08 ちょうど一か月前の3月8日。 日本文化研究者のドナルド・キーンさんが、 日本国籍の取得を認められました。 キーンさんはニューヨークの自宅で震災をテレビで知ったそうです。 そして、これを機に日本人にな…続きを読む
『子供のタフな心を引き出す』233 日本空手道建武館 篠田剛 2012-04-11 建武館の稽古体系は直接打撃、つまり当てる空手です。 少年部が直接打撃に変えたのが、今から10年前の2002年でした。 当時の子供たちは当てられることに慣れていませんでした。 当然、親も我が子が当てら…続きを読む
『空手を習う子は乱暴者 誤解は粘り強く解く』234 日本空手道建武館 篠田剛 2012-04-12 修錬が浅いと習った技を人に試す、 つまり喧嘩に使うかもしれません。 空手ならば殴る蹴る。 柔道ならば投げ飛ばす。 剣道ならば武器を持つ…。 何を習っていても、 悪さをしてしまえば非難を…続きを読む