『良き相談相手になりたい』230 日本空手道建武館 篠田剛

2012-03-29

目上に意見をいうのを具申といい、
過ちを指摘するのを諫言といいます。

組織のトップが大きな存在になると、これが言いづらくなります。
そうなると、トップとしてはとても孤独で不安になるものなのです。

トップはいつも不安です。
これでいいのか?間違っていないか?
そういった悩みを打ち明けられる人、
親身に相談に乗ってくれる人を望んでいるんです。

前出の千利休は、信長や秀吉に意見してくれて、
とてもよい相談相手となりました。

近年、多くの政治家や財界人も同じように相談相手がいました。
たとえば…
中村天風、丸山敏雄、森信三、安岡正篤。
こういった人たちはトップの精神的支柱にもなりました。

イエローハットの鍵山秀三郎氏もまた、
示唆に富んだ話をされる現代のご意見番です。

茶道と空手道。共通点がいろいろありました。
千利休はお茶の完成者だけでなく、
そういう陰の相談役でもあったんですね。

そういう、人のよき相談相手となる人物になれるよう、
努力していきたいものです。

最後まで読んで頂いてありがとうございました。
コラムは毎日掲載していますので宜しければ明日もまた読んでみてください。

篠田 剛 SHINODA Tsuyoshi 日本空手道建武館 館長
■板橋税務署の近くで目にとまる“ガマン売ります”のポスター。そう、建武館はガマンを標榜しています。今、必要なのは弱者へのやさしさです。損をしても正しいことをする正義感です。
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※『空手のこころ』は2010年9月~2012年9月にマイベストプロ東京で公開した『館長コラム』を転載したものですので、掲載している記述は執筆時点のものであり現況とは異なることもあります。

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