2012-08-06
NICE MIDDLEは中高年の人達のための、
キックボクシングイベントです。
若い頃から続けている人もいれば、
年を取ってから始めた人もいます。
共通するのはみんな年のせいにしないで、
今を頑張っているところです。
昨日のNICE MIDDLE 15に建武館から2人が出場しました。
一人はすでにお知らせした村田友治さん。
そしてもう一人は高橋吾朗さん。
この試合が2度目の挑戦です。
今回のカードは“3児の父対決”。
しかも歳も職業も似ていて、これは負けられない。
試合結果は判定2-1で勝利!
第2Rはスタミナが消耗して危うい場面もありましたが、
持前の根性で乗り切りました。
家族やご両親が見守る中で勝つことができて、
最高の夏休みになるでしょうね。
そして、セミファイナルに出場したのが村田友治さん。
この試合は初代バンタム級王座決定戦という大事な一戦。
リングに上がった村田さん。
お孫さんの花束贈呈を終えて、
いよいよ心を引き締めてゴングを待ちます。
第1R。いやぁ、壮絶な打ち合いでした。
村田さんは一歩も譲らず、前に、前に出て行きました、
そして一瞬のすきにパンチを入れて相手がダウン!
しかし。
第2、第3Rに逆にダウンを奪われてKO負け。
13歳の年の差はもちろん体力やスタミナでは遥かに差が出ます。
ところがそれを感じさせなかった、あの第1Rのファイト。
あの本気は男の意地を感じましたね。
村田さん、素晴らしいファイトを見させてもらいました。
逞しき意志、燃ゆる情熱、
怯懦を却ける勇猛心、安易を振り捨てる冒険心。
サミュエル・ウルマンはこういう様相を青春というのだ!
と述べているそうです。
中高年と言われているみなさん、
これからもまた夢を追いましょう!
最後まで読んで頂いてありがとうございました。
コラムは毎日発信していますので、よろしければ明日もまた読んでみてください。
篠田 剛 SHINODA Tsuyoshi 日本空手道建武館 館長
■板橋税務署の近くで目にとまる“ガマン売ります”のポスター。そう、建武館はガマンを標榜しています。今、必要なのは弱者へのやさしさ
す。損をしても正しいことをする正義感です。
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※『ひと・もの・こと』は、2010年9月~2012年9月にマイベストプロ東京で公開した『館長コラム』を転載したものです。したがって、掲載している記述は執筆時点のものであり現況とは異なることもあります。