ことわざに「七転び八起き」というものがあります。
何度転んでもまた起きなさい、ということでしょう。
今は一度転んだだけで、くじけてしまう子が多くなりました。
人は、転んで立ち上がるたびに逞しく育っていくものです。
昔はたくさんの兄弟でもまれて、自分の思い通りにならないことが多く、自然とガマンを覚えました。
今は核家族化が進み、厳しく叱る大人が周りにいなくなってしまったために、何でも自分の思い通りになることしか経験しなくなり、ガマンを知らず、すぐにキレてしまいます。
ですから、思い通りにならないのが常であり、何かしてほしいなと思っても、ひとつはガマンして次のひとつを頼むくらいのガマン、譲歩が大事だと教えることが大切です。
我々が、ガマンにこだわる理由のひとつなんです。
建武館 篠田 剛
2010-10-06