2011-11-12
協力雇用主について
犯罪や非行を犯した成人・少年に対して、その前歴を承知していただいた上で一般の就労希望者と待遇や稼働上の特別の差別をしないで積極的に雇用し、仕事に従事させることを通して、これらの人々が再び犯罪や非行に陥らないよう援助していただくボランティアの方々を、私どもは「協力雇用主」と呼んでおります。
犯罪や非行を繰り返す人たちは、仕事につかない状態のまま漫然と生活を送り、時間を持て余した末、不良仲間の誘いなどもあって、再び過ちを犯す人たちが多いのが現状です。
したがって、彼らの立ち直りを促すためには、基本的な生活態度、習慣を身に付けさせ、経済的にも精神的にも安定した生活を送らせることが必要です。
ところが、仕事に就いても、その前歴が知れたことでやむなくその職場から離れざるを得なくなり、自暴自棄な思いから生活を崩していく場合も少なくありません。
こういった状況から、上記のような「協力雇用主」となっていただき、彼らの更生のため積極的に援助いただける民間ボランティアの協力を広く求めております。
協力雇用主制度に関するお問い合わせ先
●法務省 東京保護観察所
〒100-0013 東京都千代田区霞が関1-1-1
TEL:03-3597-0120
●株式会社アーバンハンズ
〒173-0023 東京都板橋区大山町39-10
TEL:03-5995-3424
社会を明るくする運動
※「株式会社アーバンハンズ」は建武館の理事長である村田昭浩さんが営んでいる会社です。村田さんは協力雇用主であり保護司でもある篤志家です。
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※『時局放談』は、2010年9月~2012年9月にマイベストプロ東京で公開した『館長コラム』を転載したものです。したがって、掲載している記述は執筆時点のものであり現況とは異なることもあります。