『演武を終えて 励ますつもりが励まされ』95

2012-01-10


つたない演武ではありました。
しかし、ど真面目に、心を込めて演武をさせていただきました。

子ども達が蹴る板が割れるたびに、
彼ら新成人はおしみなく大きな拍手をしてくれました。
時には熱い声援を送ってくれる青年もいました。

新成人を励ますための演武でしたが、
反対に子ども達が励まされていました。

会場の最前列では、
私の挨拶を食い入るように見つめて話を聞いてくれた青年もいました。

彼らは熱い!
純真だ。

新成人諸君。
演武はいかがだったでしょうか。
卑怯なことをされてもひるまず、
強く生きていくというメッセージが伝わったでしょうか。

皆さんも、目の前で、
卑怯なことをされて困っている人がいたら助けてあげてください。
たとえそれが一銭の得にもならなくても、やってほしいと思います。

新成人諸君。
これからもまっすぐに生きてくれ!
そして、本当の幸せ、心の幸せをつかんでください。

最後まで読んで頂いてありがとうございました。
コラムは毎日書いていますので、よろしければ明日もまた読んでみてください。

篠田 剛 SHINODA Tsuyoshi 日本空手道建武館 館長
■建武館はK-1戦士を生んだ板橋初の道場です。空手道場というと、とても怖くて敷居が高いイメージですが、入ってみると意外にそうでないことがわかります。小さい子から壮年まで、初心者からアスリートまで、すべての人がそれぞれの目的を達成できるよう考えられた道場なのです。

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※『ひと・もの・こと』は、2010年9月~2012年9月にマイベストプロ東京で公開した『館長コラム』を転載したものです。したがって、掲載している記述は執筆時点のものであり現況とは異なることもあります。

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