『成人の日のつどい』93

2012-01-09


昨年に起きた大震災。
明けて今年は復興元年といわれています。
その復興元年に新成人となった青年たち。

命を落とした人。
愛する人を亡くして泣き崩れる人。
命を必死で守ろうとした人。

彼らはそんな悲しみや苦しみをまのあたりにしました。
それだけに、強く生き抜いてほしいと熱いエールを送りたい。


板橋区の成人式「成人の日のつどい」は地区ごとに開催しています。
建武館が所在する「仲宿地区」では、
道場のほど近くにあるグリーンホールという区の施設で行われます。

このたび、同地区から、
第2部のパーティーで空手演武はどうかとの誘いを受けました。

つどいでアトラクションをするのは初めてになるとのことでした。
その第一番目に指名されたわけで、とても光栄に思いました。
地元密着の道場として同じ地区に活動していることもあり、
快くお受けすることにいたしました。

お受けした理由。
成人の日という一生に一度の晴れ舞台でお祝いしてあげたい、
という純粋な気持ちもあります。

しかしお受けした一番の理由は、
子ども達の一生懸命な姿を一人でも多くの人に観てもらいたい、
痛みに堪える中で必死にがんばる彼らを観て知って理解していただきたい、
という一心でした。

最後まで読んで頂いてありがとうございました。
コラムは毎日書いていますので、よろしければ明日もまた読んでみてください。

篠田 剛 SHINODA Tsuyoshi 日本空手道建武館 館長
■板橋税務署の近くで目にとまる“ガマン売ります”のポスター。そう、建武館はガマンを標榜しています。今、必要なのは弱者へのやさしさです。損をしても正しいことをする正義感です。

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※『ひと・もの・こと』は、2010年9月~2012年9月にマイベストプロ東京で公開した『館長コラム』を転載したものです。したがって、掲載している記述は執筆時点のものであり現況とは異なることもあります。

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