『ロバート・トムソンさんへの手紙』92

2011-12-30


『マイクロアドベンチャー物語』は本当に私の考えと同じで、
何だか嬉しくなりました。
それにつけても、ロバートさんの偉業、そのスケールは、
私と比べものにならないほど違います。
その志は素晴らしい!の一言に尽きます。

スケボでの旅なんて、まさに「そんなことして何のためになるんだよ!」
と言われるようなことです。
だけどそれをやってのける。
誰もができることではありません。
素晴らしいですよね。

おそらく道の途中では、
スケボよりも歩いたほうが楽だったこともあったのではないでしょうか。
それでもスケボで進んだんだろうと想像します。
やり抜く。
誰も見ていなくてもやり抜くことが自分の誇りでもあるんですよね。
よくわかります。

つらく厳しい時に、励ましのことばをもらったときの喜び。
これはもうほかに例えることができないくらいに、
熱い感情が込み上げてきたことでしょう。

つらくて、それでいて嬉しくて、喜怒哀楽があるから人間でいられる。
人間っていいなぁ、と感じられたのではないでしょうか。

こういう感情をいろんな人に味わってもらいたい!
そう思ったのではないでしょうか。

自分の役割って何だろう?
そう考えた時、
世界中の人を幸せにしたい。この世に生まれたのは、何かを成すためであって、それは人を幸福にすることだ」と。
今度は私が伝える番だ
ロバートさんは、そう志を強く持ったのではないかと思います。

私も子供たちに、空手を通じて、
ガマンした人にしか味わうことのできない達成感や充実感を、
たくさん体験させたいと思っています。

そして、組手が強いだけで終わることなく、
黒帯になることを目的とせず、
強さの中に優しさを見い出し、
弱きを助けるカッコいい人になるんだと、
そう思える子に育てたいと思っています。

ロバートさん。
これからもお互い、よいと思うことを人々にたくさん伝えていきたいですね。


最後まで読んで頂いてありがとうございました。
コラムは毎日書いていますので、よろしければ明日もまた読んでみてください。

★『スケートボードで中国横断
これはギネス世界記録となったアドベンチャーの、ラスト1,200kmの映像です。

★『リカンベント自転車の紹介』と検索してみてください。
ロバートさんがユーラシア大陸を横断したときに乗ったリカンベント自転車を紹介しています。

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篠田 剛 SHINODA Tsuyoshi 日本空手道建武館 館長
財団法人日本体育協会公認上級指導員
介護予防サポーター こころの健康サポーター
板橋区にある地元密着の空手道場で“ガマンを売る空手家”
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※『ひと・もの・こと』は、2010年9月~2012年9月にマイベストプロ東京で公開した『館長コラム』を転載したものです。したがって、掲載している記述は執筆時点のものであり現況とは異なることもあります。

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