2011-07-28
痛いから動かない、動かないからよけい痛くなる、という悪循環。
それをどうにか断ち切ってあげたい。
その思いで介護予防サポーター養成講座を受けました。
元気でハツラツとしたおふくろのままでいてほしいのは、
息子として当たり前です。
だけど運動経験がなく、ちょっと頑固なおふくろを、
運動させることは難しかった。
もう少し早い段階からおふくろにアプローチしておけばよかったですね。
病気と同じように、早期発見、早期治療が大事ですから。
ところがそうは言いますが。
皆さんは、きんさんぎんさんを覚えていらっしゃいますね。
あのお二人は100歳を超えてから筋トレに励んだのです。
実は、テレビCMに起用される前は少し認知症があったようです。
しかし爆発的な人気で引っ張りだこになり、
取材を受けるうちに症状が改善されてきました。
さらに、下半身の筋力アップのトレーニングを積んだことで、
より効果を高めたそうです。
このように下半身の筋トレは、
体のみならず脳へも有効であることが実証されたのです。
これはおふくろへのアプローチとしては、かなりの説得力がある。
しかしおそらく一人では続かないだろう。
あとはいかにそういう場を作れるか、でした。
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篠田 剛 SHINODA Tsuyoshi 日本空手道建武館 館長
財団法人日本体育協会公認上級指導員 介護予防サポーター
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※『空手のこころ』は2010年9月~2012年9月にマイベストプロ東京で公開した『館長コラム』を転載したものですので、掲載している記述は執筆時点のものであり現況とは異なることもあります。