2011-07-20
協力雇用主になってみないか?
兄の竹馬の友であり、建武館の良き理解者で篤志家の、
村田昭浩さんが持ちかけたお話。
村田さんは事業で大変忙しい傍ら、保護司などをされています。
保護司は保護観察官の職務を補う役目で、
犯罪や非行に陥った人の更生を支援しています。
ちなみに保護司は法務大臣の委嘱を受けた国家公務員です。
国家公務員ではありますが、
俸給などありませんのでまったくのボランティアです。
協力雇用主も、犯罪や非行に陥った人を積極的に雇用し、
その更生を支援する地域のボランティア。
それをやってみないかというのです。
犯罪や非行をした人が立ち直るためには,
就労し生活の安定を図ることが大変重要です。
しかし,こうした人々は,
その前歴ゆえに定職に就くことが必ずしも容易ではありません。
協力雇用主はこうした人々を差別することなく積極的に雇用し,
その立ち直りに協力します。
立ち直りは仕事に就かせることも大事だが、
再犯させない強い心を根付かせることも大事。
だから、雇用と空手指導の両面で立ち直りに協力してくれないか、
そう熱く語ってくれました。
それなんだよ!
村田さんの言葉がすっと胸に入りました。
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篠田 剛 SHINODA Tsuyoshi 日本空手道建武館 館長
財団法人日本体育協会公認上級指導員 介護予防サポーター
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※『空手のこころ』は2010年9月~2012年9月にマイベストプロ東京で公開した『館長コラム』を転載したものですので、掲載している記述は執筆時点のものであり現況とは異なることもあります。