2011-07-11
6月12日に開催された第22回全日本新空手道選手権大会 K-2グランプリ。
建武館チャンプ4選手が登場の、
CS放送GAORA「格闘KING」が放送されていますのでぜひご覧ください。
さて、空手はまだまだメジャーなスポーツではありません。
それどころか野蛮で喧嘩の道具と斜めに見られてしまうところがあります。
空手を習っている者が喧嘩でもしたら“ほらやっぱり…”
とたんに空手が悪者になります。
つらいところです。
こんな感じですので、
よい話題もあまり取り上げてもらえず日の目を見ることがありません。
たとえ素晴らしい活躍をする人がいても、
表舞台に立つチャンスがありません。
そんな中、とても嬉しいお知らせがありました。
小学校の朝礼で校長先生が、
K-4チャンピオンとなった太陽君の勝利を表彰してくださったのです。
校長先生はスポーツに理解があり、
子どもの努力を評価してくれる方と聞いています。
だからこそ、このように取り上げてくれたのでしょう。
とても粋な計らいでした。
その後、地元板橋1小の校長先生も、
朝礼でキッズ大会での健闘を称えていただいたそうです。
揚げ足取りやうらやましがり屋が横行する世の中で、
人の美点を見てあげることはよい教育です。
たとえ小さなことでも、
その子にとってはとても誇らしい思い出となって記憶に残るでしょう。
子ども達のモチベーションはグンと上がったことでしょう。
校長先生、有難うございました。
…おわり。
例年は東京武道館の大武道場ですが、
震災の影響で新宿FACEでの開催となりました。
しかも畳の上ではなくリングで戦いましたので、
大会のイメージが例年とは異なります。
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篠田 剛 SHINODA Tsuyoshi 日本空手道建武館 館長
財団法人日本体育協会公認上級指導員 介護予防サポーター
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※『空手のこころ』は2010年9月~2012年9月にマイベストプロ東京で公開した『館長コラム』を転載したものですので、掲載している記述は執筆時点のものであり現況とは異なることもあります。