『負けはワクチン投与?』80

2011-07-09

建武館はメジャーな道場ではありません。
それだけに大会も華やかではありません。

したがって大会は稽古と同じような位置づけにしています。
道場から体育館に移動して稽古しているようなものです。

大会での組手は、例えば学校の中間・期末テストのようなものです。
大会で負けを経験することは、
例えば予防接種で“ワクチンを投与する”ようなものです。

つまりどういうことか。
ワクチンは病気に対する免疫をつけるために投与します。
小さなばい菌をわざと注射することで、
より体を強くさせるためにやります。

だから……、
小さな挫折を経験させて、より心を強くさせるためにもあるのです。
そう思って試合をさせています。

ですので、負けることも勉強になります。
いっときは嫌な気持ちになるけれど。

大会で勝つとか負けるとかはゴールではなく、あくまで通過点。
心を強くしていくことのほうが重要なのです。

…続く。

第8回建武館キッズ大会は、J:COMデジタル11チャンネルで7月10日(日)まで放送中です。
番組名「めっけタウンいたばし・東上」
板橋区、朝霞市、志木市、富士見市、ふじみ野市、三芳町のエリアで視聴できます。
http://www.myjcom.jp/tv/channel/detail/itabashi-tojo.html

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篠田 剛 SHINODA Tsuyoshi 日本空手道建武館 館長
財団法人日本体育協会公認上級指導員 介護予防サポーター
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※『空手のこころ』は2010年9月~2012年9月にマイベストプロ東京で公開した『館長コラム』を転載したものですので、掲載している記述は執筆時点のものであり現況とは異なることもあります。

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