『審査 その意義』78

2011-12-17


2011年11月。
この年、最後の昇級審査が一週間通して行われました。

自分の実力をさらけ出すのが審査です。
成否が否応なくきっぱりと出ます。
とても明確です。

成否を突きつけられることを嫌がる子が多い中にあって、
審査に挑戦することは断然すばらしいことです。
こういうことも審査の持つ意義の一つなのです。

さて、審査から数日が経ち、合格発表があり、
そして12月、認定証の授与が行われました。
合格し、昇級した子どもにとっては、晴れがましい出来事です。

しかし、受審したのに正座のままの子もいます。
そう、保留や原級の子ども達です。
くやしいでしょう。

私は言います。くやしいだろうけど、それとこれは別。
仲間の昇級を気持ちを込めてお祝いしようぜ、と。
こういうことも、審査の持つ意義の一つなのです。

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篠田 剛 SHINODA Tsuyoshi 日本空手道建武館 館長
財団法人日本体育協会公認上級指導員
介護予防サポーター こころの健康サポーター
板橋区にある地元密着の空手道場で“ガマンを売る空手家”
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※『ひと・もの・こと』は、2010年9月~2012年9月にマイベストプロ東京で公開した『館長コラム』を転載したものです。したがって、掲載している記述は執筆時点のものであり現況とは異なることもあります。

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