『宗家、会長、そして結婚』78

2011-02-08

平成になってからいろいろな出来事がありました。
まずは平成元年に宗家の継承。
翌平成2年、研修会制作のビデオに出演します。

タイトルは「甦える伝統空手」でした。
もちろん、初めての出演です。
基本、型、組型というものを収録しています。
基本の収録が進み、「その場とび蹴り」のリハーサル中、
右ハムストリングスが肉離れになってしまい後輩にバトンタッチ。
お恥ずかしい話です。

平成6年になると研修会の三代会長を兼任します。
二代会長は私の兄でした。兄や会長就任については後述します。

人生の節目にも会いました。
その2年前の平成4年、妻勝美と結婚します。

勝美と付き合い始めたのは確か昭和59年でした。
10年ちかく付き合ってからの結婚。
じっくり付き合って互いに素の自分を見せあってから考えよう。
おそらく父を反面教師にしていたのでしょう。
父は五たび結婚、離婚を繰り返しているのですから。
慎重になるのは仕方ありません。
やはり、生まれてくる子どもが可哀相だからです。
我々兄弟は幼少のころ、とても辛く寂しい思いをしました。
そんな思いを子どもにはさせたくない。
根底にそれがあったのでしょう。

建武館 篠田剛

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※『おれの半生』は2010年9月~2012年9月にマイベストプロ東京で公開した『館長コラム』を転載したものですので、掲載している記述は執筆時点のものであり現況とは異なることもあります

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