2011-11-28
2011年11月27日、
東京武道館にて新空手の試合に参加させていただきました。
新空手は神村榮一氏が1985年に設立した団体で、
現在は久保坂左近氏が代表に就任しています。
大会数210回を数える老舗で、
名のあるキックボクサーがこの大会から巣立っています。
今回は建武館から17名がエントリーしました。
うち5名が入賞。
優勝2名、準優勝3名という成績を収めました。
もちろん、初戦敗退、2回戦負けも11名いて、
とても悔しい思いもしたことでしょう。
しかし課題を持ち帰って検証し、工夫し、努力すれば必ず進歩します。
長い目で見れば負けることも勉強です。
自分にとってマイナスなことを避ける人が多い世の中で
「負けた」ということは戦いを挑んだ証拠。
この悔しさをバネにして更なる飛躍を期待しています。
さて。
大会が終わり、解散前に、出場選手に一言お話しする時間がありました。
そこで私は、決意と執念を持て、というお話しをしました。
たとえば、審査で茶帯となったら、
もうその時点で黒帯になるためにどうしたらよいかを考えます。
茶帯を締めながら、心は黒帯の振る舞いを心がけるのです。
そうすれば、昇段審査を迎えた時には、
もうすでに黒帯としての心構えができます。
審査と同じように新空手も、
試合直後に、もうその時点で次回出場するかを決めてしまうのです。
年が明けて出場募集要項が配られてから重い腰を上げれば、
その差は1カ月も開くことになります。
そこでみんなには
“決意”は早くしよう、自分の意志をはっきりと決めようと言いました。
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篠田 剛 SHINODA Tsuyoshi 日本空手道建武館 館長
財団法人日本体育協会公認上級指導員
介護予防サポーター こころの健康サポーター
板橋区にある地元密着の空手道場で“ガマンを売る空手家”
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※『ひと・もの・こと』は、2010年9月~2012年9月にマイベストプロ東京で公開した『館長コラム』を転載したものです。したがって、掲載している記述は執筆時点のものであり現況とは異なることもあります。