『命日と新空手』58

2011-09-23

5年前の今日。
足立区の東京武道館の武道場、
新空手の試合に出る道場生の応援をしている最中のことでした。

友人であり道場生である布市から携帯に電話がありました。
とても憔悴したようすがうかがわれる声でした。
「福島が死んだ」
耳を疑ることばでした。

福島は地元の一つ下の後輩。
とても純粋で素直な奴でした。
空手もやりはじめ、真剣に稽古していました。

命日に新空手の大会が重なると、あの日のことが、ふと思い出されて、
福島のやさしさとにこやかな笑顔がよぎるのです。

いい奴ほど先に死ぬ。
ほんとにその通りです。

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篠田 剛 SHINODA Tsuyoshi 日本空手道建武館 館長
財団法人日本体育協会公認上級指導員 介護予防サポーター
板橋区にある地元密着の空手道場で“ガマンを売る空手家”
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※『ひと・もの・こと』は、2010年9月~2012年9月にマイベストプロ東京で公開した『館長コラム』を転載したものです。したがって、掲載している記述は執筆時点のものであり現況とは異なることもあります。

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