『路上の怒りと嘆きと嗚咽 中国のひき逃げ現場』54

2012-01-04

思い出しただけでも虫唾が走る、中国でのひき逃げ事件。
2歳女児の尊いいのちが奪われたあの忌まわしい事件です。

その路上にある言葉が書かれていました。
それは社会への怒りであり、嘆きであり、嗚咽でもあります。
ご存知の方も多いと思いますが、改めて記します。



物資的に豊かさを極めても、
道徳心は落ちぶれてしまった。
心は冷たく、
しびれていき、
人の命など顧みない。
だが人にはもともと
憐れみの心があったはずだ。
人を助けるのに
コストなどかからない。




どなたが書いたか。
この文言を聞いて万感胸に迫るものを感じました。

人が困っていたり悲しんでいたらかわいそうに思い心が痛む。
思うだけでなく、放っておけず彼らを助けるために体を張る。
それがたとえわが身に不利益が生じようとも。

惻隠、利他、義侠……。
どれも大事な心です。

私は、…私も、
私にできること、つまり空手でもって、
この大事な心を子ども達に
これからも教え伝えていくつもりです。


篠田 剛 SHINODA Tsuyoshi 日本空手道建武館 館長
■私は空手の指導で役に立つ財団法人日本体育協会公認上級指導員の資格を取得、また介護予防サポーター、こころの健康サポーターの講習を受けて道場生の体と心のケアに努めています。

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※『時局放談』は、2010年9月~2012年9月にマイベストプロ東京で公開した『館長コラム』を転載したものです。したがって、掲載している記述は執筆時点のものであり現況とは異なることもあります。

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