『悪さをすれば、ばかものと言う』53

2011-12-01

「よその子もうちの子」
みんなで子どもを育てようぜ、ということです。
これは保護者と我々との合言葉です。

古今東西を通じて悪ガキはいます。
その悪ガキが悪態をつくと、
まわりの大人はビシッと叱ってくれたものです。

その叱りには心があった。
だから素直に聞けました。
それだけに大人は怖い存在でした。

思い起こせば、私の祖父が叱るときの口癖は決まって「ばかもの」でした。
悪ふざけが過ぎるといつも、ばかもの、と言ってくれました。

叱られながらも、
自分をちゃんと見守ってくれているという優しさを感じました。
悪い道にそれないように、
しっかり見つめてくれているという安堵感がありました。

今、悪ふざけをする子どもを目の前にして、
ちゃんと叱ってくれる大人がどれほどいるでしょうか。
無関心は絶対にいけません。

悪さをすれば、ばかもの。
これからも、ちゃんと叱ってあげようと思っています。

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篠田 剛 SHINODA Tsuyoshi 日本空手道建武館 館長
財団法人日本体育協会公認上級指導員
介護予防サポーター こころの健康サポーター
板橋区にある地元密着の空手道場で“ガマンを売る空手家”
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※『時局放談』は、2010年9月~2012年9月にマイベストプロ東京で公開した『館長コラム』を転載したものです。したがって、掲載している記述は執筆時点のものであり現況とは異なることもあります。

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