『経験則から編み出した彼流のやり方』52

2011-08-17

自分の夢や志を果たすために、
その実現まで全力で努力を続けられる強い心を育てる。

失敗を恐れぬ、
ゆるぎない決意と、
意志のかたい子どもを育てる。

こういう夢を抱いて、
2011年6月に窪田君は『e-kids道場』を設立しました。

その初代メンバーの子供達が目下、目標にしたのが、
9月、11月の新空手交流大会に出場することでした。

初心者を新空手という直接打撃の大会に出場させるなんて、
常識的に考えれば無鉄砲です。
しかしそれは本当に無鉄砲な計画なのでしょうか。

私たちはつい常識でものごとを考えてしまいます。
そしてその常識があたかも正しいかのように発言してしまいます。

試合に好き好んで出場したいと思う者はいません。
ましてや新空手の試合は痛いし怖いので、
初心者が戦って負ければ心が折れて萎えてしまいます。

思えば窪田君自身が、無鉄砲と思えるような挑戦、
新空手しかり、キックしかり、一撃しかり……。
経験者である窪田君だからこそ得た何かがあるのです。

新空手に出場させることは、
そういう経験則から編み出した彼流のやり方なのだと思います。

9月の大会出場に向けて、彼は私に出稽古をお願いしに来ました。
喜んでお引き受けいたしました。

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篠田 剛 SHINODA Tsuyoshi 日本空手道建武館 館長
財団法人日本体育協会公認上級指導員 介護予防サポーター
板橋区にある地元密着の空手道場でガマンを売る空手家
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※『ひと・もの・こと』は、2010年9月~2012年9月にマイベストプロ東京で公開した『館長コラム』を転載したものです。したがって、掲載している記述は執筆時点のものであり現況とは異なることもあります。

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