『学生服の次は下駄』 47

2010-12-21

私は入会初日に、次からは学ランで来るようにと言われ、
高校時代に着ていた学生服を、
引っ張り出して着て行くことになりました。

ハイカラーで長ラン、ずんどうといわれるズボン、革靴。
高校時代の私の学ランはツッパリ仕様でした。

しかし、先輩方のそれは、
どちらかというと書生さん、という感じのものでした。
学帽をかぶり下駄ばきで腰に手ぬぐいをぶら下げていました。

先輩は矢継ぎ早に、
今度は下駄を履いてくるようにと言われました。

このコラムを読んでいただいている方はおわかりかと思いますが、
私は当時とても、非常に恥ずかしがり屋でした。
下駄をはくだけでも恥ずかしい。

その私が次の日から下駄で通学しなければならなくなりました。

建武館 篠田剛

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※『おれの半生』は2010年9月~2012年9月にマイベストプロ東京で公開した『館長コラム』を転載したものですので、掲載している記述は執筆時点のものであり現況とは異なることもあります。

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