『白濱、荷が重い新設クラスを快く受ける』45

2011-07-13

運動神経バツグンで、
しかも自分のことは自分でできる子にさせたい!
親の願いですね。
それを叶えるようなクラスを作ろうと考えました。

建武館だからできること。
それは空手と運動トレーニングの融合です。

空手道場である特性を活かして、
礼儀や挨拶、突きや蹴りで左右バランスよくさせるのはもちろん。
遊びの要素を多く含んだコーディネーショントレーニングや、
SAQトレーニングを採り入れることにしました。

指導者は、考案した私が適任だし、
問題もなく手っ取り早くスムーズに進行できるでしょう。
しかし指導は白濱卓哉にやってもらうことにしました。

このクラスは白濱が適任だと思っていました。
なぜなら、白濱は子供と接するのが大好きで、
体育の先生になりたかったと聞いていたからです。

白羽の矢が立った白濱はとても荷が重かったことでしょう。
だけど不平も言わず二つ返事で引き受けてくれました。

いずれバトンタッチするのなら、
初めから苦労をしてもらおうと考えていました。
というのも、鳥の刷り込み現象と同じで、
子供は初めに接した人を慕うところがあります。

だから中途半端に引き継がせることはするべきでない。
私は、引き継ぎをする側の苦労を知っています。

私には対象年齢の息子がいるので、
実のところ一緒にやれれば本当は内心はとても嬉しいのです。
だけど、後々のことを考えたとき、
私は表に出ないでおくことを選びました。

ようやく準備が整い、その年の8月に体験会を開くことができました。


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篠田 剛 SHINODA Tsuyoshi 日本空手道建武館 館長
財団法人日本体育協会公認上級指導員 介護予防サポーター
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※『ひと・もの・こと』は、2010年9月~2012年9月にマイベストプロ東京で公開した『館長コラム』を転載したものです。したがって、掲載している記述は執筆時点のものであり現況とは異なることもあります。

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