『人物との出会い』 44

2010-12-19

とにかく先輩がいい人だから一度会ってみればというので、
同級生の後についていくことにしました。
そこには何人かの先輩がいました。
その中の一人がこの会を代表する人らしい。
同級生に促されて代表の人と会いました。

その人は高圧的な態度はまるで見せず、
しかし威厳を感じさせる人でした。

まるで違う。

ほかのクラブはこっちに来いこっちに来いと引っ張ります。
でも、ここは何か違うのです。
吸い寄せられるというか。

会の趣旨を説明され、その場は即答せず、
後日じっくり考えてから返事をすることになりました。

即答できなかったのは、
つい何日か前におやじを亡くして、
まだ心の整理がついていない状態だったからです。

地元にある小料理屋で兄と小松ちゃんに、
その会に入る意思を告げました。
二人から、お前が決めたのなら頑張ってやってみろと背中を押され、
決意しました。

建武館 篠田剛

前のページ 次のページ

※『おれの半生』は2010年9月~2012年9月にマイベストプロ東京で公開した『館長コラム』を転載したものですので、掲載している記述は執筆時点のものであり現況とは異なることもあります。

お問い合わせ

無料体験・見学お申込み、お気軽にお問い合わせ下さい
  • 電話番号: 03-3962-4206
  • お問い合わせ