会の名は、拓禅会。
そして、その会を代表する人。
その名は、恩慈宗義。
男というものを明確に、余りにも明快に、行いで示してくれた人。
私の体内にある“男”という種に陽を当てて芽を出させてくれた人です。
強いだけでひれ伏す気持ちになれるか。
正しいことを言われても心から納得できるか。
人は、強いだけで、正しいだけでついていくものではありません。
その人の、人柄についていくものです。
この人と一緒にやりたい。
恩慈先輩は、そう思わせ、人から慕われる人物でした。
これほど人の人生を大きく劇的に変えられる人はいるでしょうか。
私は恩慈先輩との出会いが一つの転機となりました。
建武館 篠田剛
前のページ 次のページ
※『おれの半生』は2010年9月~2012年9月にマイベストプロ東京で公開した『館長コラム』を転載したものですので、掲載している記述は執筆時点のものであり現況とは異なることもあります。