『中国広東省の轢き逃げに憤らずにはいられない』41

2011-10-21

中国広東省で2歳の女の子がひき逃げされる事故がありました。
白濱が教えてくれました。

轢かれて路上に倒れ込んでいるその横を素通りする何人もの通行人。
その間、さらにトラックが女の子の足を轢きつぶしていきます。

轢かれる直前、女の子は体をほんの少し動かしました。
車から必死に逃れようとしたのかもしれません。

人が近づくと手を弱々しく動かしました。
それは、何度も何度も、
声にならない助けを求めていたのかもしれません。

しかしまるで助けようともしない。

痛ましい出来事です。
どうしようもなく憤りを覚える事件です。
子を持つ親としてあの子が我が子だったらと思うと、
息が詰まり胸が張り裂ける思いでした。

関わりを持つと面倒なことになるから見て見ぬふりをしようというのか。
触らぬ神に祟りなし、だ。
まるで惻隠の情がない。

こういうことに憤りを覚える子どもを育てたいし、
我を忘れて助けようとする人にさせたい。
つくづくそう感じました。

こんな夜は息子がいとしくなって無性に一緒に寝たくなります。

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篠田 剛 SHINODA Tsuyoshi 日本空手道建武館 館長
財団法人日本体育協会公認上級指導員 介護予防サポーター
板橋区にある地元密着の空手道場で“ガマンを売る空手家”
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※『時局放談』は、2010年9月~2012年9月にマイベストプロ東京で公開した『館長コラム』を転載したものです。したがって、掲載している記述は執筆時点のものであり現況とは異なることもあります。

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