『神輿は空手に似ています』349 日本空手道建武館 篠田剛

2012-09-10

神輿 日本空手道建武館.jpg

神輿のあの重さ。
絶妙です。

軽すぎてもだめ。
重すぎてもだめ。

踏ん張れば一人で持ち上がります。
だけどそれは始めだけ。

少し経つと肩がう~んと悲鳴を上げます。
するととても一人では持ち上がらなくなります。

もうみんなで力を合わせないと神輿はびくともしません。
そこで、みんなでせ~のって感じで声を合わせます。

すると、ふうっと持ち上がってものすごく楽になります。
だからもうそれは大きな掛け声になるわけです。

声を合わせていくうちに、
だんだんと気持ちも合わさっていくから不思議です。
なんかこう、一緒に戦った同士のようになれるんです。

担ぎ終わると、ふだんは会釈程度の人とも、ぐんと近づけます。
神輿っていうのは、そういう力を持っているんですね。

とても空手的です。
すごく空手に似ています。

最後まで読んで頂いてありがとうございました。
コラムは毎日発信していますので宜しければ明日もまた読んでみてください。

篠田 剛 SHINODA Tsuyoshi 日本空手道建武館 館長
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※『空手のこころ』は2010年9月~2012年9月にマイベストプロ東京で公開した『館長コラム』を転載したものですので、掲載している記述は執筆時点のものであり現況とは異なることもあります。

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