2012-09-07
そういえば、トイレ掃除の打合せで中学校へ訪問したとき。
校長先生との話の中で、代表世話人の千種さんが、
こんな話をされていましたね。
「子供は大人に、そして大人は子供に、影響を受ける。トイレ掃除に上下関係はないんです。その効果はとても大きい。世の中は今、手を抜く方向に行っています。ところが、手を抜くことによって人間が小さくなるのです。弱くなるのです。そこへいくと掃除は手を抜かない。まさしく掃除はその位置づけ。大きな学びの一つなのです。決してスピードや技術を競うものではありません」
千種さんの言葉は私の心にまっすぐ入ってきました。
心地よかったですね。
こういう人生の先輩がいることに、とても素直に喜びを感じました。
そうそう。
トイレ掃除の当日、爽やかな青年がいましたね。
掃除道具一式を大きなトラックで運んでくれた会社の社員さんです。
いつも元気に、帰り際も笑顔で挨拶をしてくれました。
とても早くから道具を荷積みして、
そしておそらく帰社してきちっと倉庫に納めたんでしょうね。
こういう人達がいるからこそ、
我々は掃除体験をすることができたんですね。
有り難いことです。
遅ればせながら改めてお礼を申し上げます。
トイレ掃除を体験させていただいてありがとうございました。
最後まで読んで頂いてありがとうございました。
コラムは毎日発信していますので宜しければ明日もまた読んでみてください。
篠田 剛 SHINODA Tsuyoshi 日本空手道建武館 館長
■建武館はK-1戦士を生んだ板橋初の道場です。空手道場というと、とても怖くて敷居が高いイメージですが、入ってみると意外にそうでないことがわかります。3歳の幼児からシニアまで。軽く汗を流したい人からプロ志向まで。運動が苦手な人からフィジカルエリートまで。すべての人がそれぞれの目的を達成できるよう考えられた道場なのです。
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※『空手のこころ』は2010年9月～2012年9月にマイベストプロ東京で公開した『館長コラム』を転載したものですので、掲載している記述は執筆時点のものであり現況とは異なることもあります。
