『強さと感謝の念を兼ね備えた人に』345 日本空手道建武館 篠田剛

2012-08-09

魔裟斗が出稽古のときに掃除をするのは“感謝”の表れでしょう。
練習をさせてもらったことへの感謝の表れだと思います。

建武館に限らずどの道場でも稽古のあとの掃除は欠かさずやります。
うがった見方をする人は、
お金を払ってるのに何で掃除をさせるのか、とか、
道場主は掃除をする手間を子ども達に押しつけているとか考えそうです。

もちろん、決してそうじゃないですよね。
それは“感謝”の気持ちを育ませるためにやってるんです。
稽古をつけてもらったことへの感謝ですね。

魔裟斗が掃除をするのは感謝の気持ちが備わっていたからです。
おそらく幼少の頃から身に付いた感性だと思っています。
驕った人間だったなら掃除などしませんからね。

今は何でも物が足りて豊かになり、感謝の念が育ちにくくなりました。
だからこそ小さなことにも素直に“ありがたい”と思えるようにさせる。
魔裟斗のように強さと感謝の念を兼ね備えた人にさせる。

それには幼少の頃からの掃除がとても大切で、
だからこそ掃除をさせています。

最後まで読んで頂いてありがとうございました。
コラムは毎日発信していますので宜しければ明日もまた読んでみてください。

篠田 剛 SHINODA Tsuyoshi 日本空手道建武館 館長
■これからの社会の在り方として建武館が投げかける大事なメッセージ“よその子もうちの子”。

 

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