2012-07-23
何事も準備と後片付けがしんどい。
そのしんどい部分を手を抜かずにやっているところがすごいんです。
各トイレに運ばれた掃除道具は、
掃除を始める頃にはリーダーさんがピシッと並べるんですね。
道具は使えればよいのだからきれいに並べて置く必要などないはず。
だけどきれいに並べるんです。
効率を考えればそれが正解ですよね。
使うときにバラバラに置かれていたら探す手間がかかりますからね。
それに、これから掃除をする人がピシッと並んでいるのを見たら、
気持ちも引き締まりますし。
ところが、ピシッと並べるのはそういう時だけじゃないんです。
私はリーダーさんのミーティングに顔を出すため、
少し早めに中学校へ向かいました。
学校に到着すると大きなトラックが校舎に横づけされていました。
そしてトラックの荷台から校舎の玄関口に、
掃除道具などがすでに降ろされて並んでいました。
それがまた、ピシッ!と整然と並べられているんですね。
この場所にずっと置いておくわけではないんですよ。
単なる仮置きであって、
あとですぐに各トイレに運ばれてしまいます。
ところが、仮置きであってもいいかげんに置かない。
そんなのすぐに持っていってしまうんだからいいじゃないか、
時間の無駄、…
なんて思わない。
何ていうんですかね。
こういうのは。
最後まで読んで頂いてありがとうございました。
コラムは毎日発信していますので宜しければ明日もまた読んでみてください。
篠田 剛 SHINODA Tsuyoshi 日本空手道建武館 館長
■建武館はK-1戦士を生んだ板橋初の道場です。空手道場というと、とても怖くて敷居が高いイメージですが、入ってみると意外にそうでないことがわかります。3歳の幼児からシニアまで。軽く汗を流したい人からプロ志向まで。運動が苦手な人からフィジカルエリートまで。すべての人がそれぞれの目的を達成できるよう考えられた道場なのです。
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※『空手のこころ』は2010年9月~2012年9月にマイベストプロ東京で公開した『館長コラム』を転載したものですので、掲載している記述は執筆時点のものであり現況とは異なることもあります。