2011-05-12
親は子育てを通して成長していくものです。
初めから完璧な子育てができる親はいません。
肩の力を抜いて建武館とのかかわりの中で、
親同士が支えあってほしいですね。
子どもというのは、親の言った通りのことはしません。
した通りのことはします。
だから子どもにハッパをかけるより親が手本を示そう。
これがおやじの会のもとにある考えです。
もしかしたら、子どものほうが上手かもしれません。
ヒィヒィ言うかもしれません。
それでも頑張る姿を見せよう。
たとえ上手でなくても親の熱心な姿を見て、
子どもは意気に感じるものです。
自分自身の行動で子どもに伝えよう。
自分もやると、痛みやつらさが共有できるようになります。
それまでは稽古や試合での子どものだらしない姿に文句が出ます。
だけど自分がやり始めると文句が出なくなります。
それがまた、いいんです。
あのローキック痛かっただろ。
わかる、わかる!
こうなります。
もともと、親子の間に勝ち負けなんてありませんから。
子どもの頑張りを素直に認めて褒めてあげられます。
おとうさん、おかあさん!
だまされたと思って、やってみませんか?!
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篠田 剛 SHINODA Tsuyoshi
日本空手道建武館 館長
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※『ひと・もの・こと』は、2010年9月~2012年9月にマイベストプロ東京で公開した『館長コラム』を転載したものです。したがって、掲載している記述は執筆時点のものであり現況とは異なることもあります。