『指原も? リーダー養成のためのトイレ掃除』318 日本空手道建武館 篠田剛

2012-06-29

あなたが嫌だな、と思うのはどんな物ですか。
またはどんな場合ですか。

汚いもの。臭いもの。重いもの。遠いところ。高いところ。
疲れているとき。休日でゆっくりしているとき。

だいたい普通、人はこういう物や場合のときは、
やりたがらないものです。
「俺はいやだからお前やれ」と押し付けたくもなります。

それは仲間内で遊んでいるときなら許されるところです。
まぁ、先輩が後輩にいやなことを押し付けるのもかっこ悪いことですが。

ところが仕事となるとまた話は別です。
ましてやグループのリーダーがそれを言ってしまっては、
リーダーシップなど発揮できません。
他人任せにしたら部下はついてきませんから。
いざというとき自分は火の粉をかぶるくらいの腹が、
人の上に立つ者として必要です。

おやじがトイレ掃除をさせたのも、
リーダーとしての素養を身につけさせたかったのでしょうね。
歴史上の人物や著名な財界人がトイレ掃除を自ら心掛けたのも、
そういうところにあるのだと思います。

そして今、建武館でもよきリーダー作りのために、
トイレ掃除の企画に賛同したわけです。
おやじが生きていたら、このトイレ掃除を企画した団体を、
“いいところじゃないか!”と言っていたでしょう。

そういえば「トイレの神様」が大ヒットしました。
AKB48の指原莉乃も今、
トイレクイックル1枚でお掃除してますし!

不衛生!といってトイレ掃除やらない人も、
自分のおしっこくらいは拭き取らないとね。

長々とトイレ掃除についてお話ししてしまいました。
何もトイレ掃除だけがいいわけではないんですね。
たまたまおやじがリーダー養成のためにトイレ掃除を用い、
小学校の校長先生が紹介してくれたのもまたトイレ掃除で一致したと、
そういうことなんです。

リーダーシップや思いやりの精神を身に付けたい人は、
まずは試しにトイレ掃除やってみては?

「トイレ掃除」のお誘い
2012年7月14日(土)
第55回東京掃除に学ぶ会.pdf


最後まで読んで頂いてありがとうございました。
コラムは毎日発信していますので宜しければ明日もまた読んでみてください。

篠田 剛 SHINODA Tsuyoshi 日本空手道建武館 館長
■これからの社会の在り方として建武館が投げかける大事なメッセージ“よその子もうちの子”。

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※『空手のこころ』は2010年9月~2012年9月にマイベストプロ東京で公開した『館長コラム』を転載したものですので、掲載している記述は執筆時点のものであり現況とは異なることもあります。

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