『村田諒太復活の陰に』306 日本空手道建武館 篠田剛

2012-08-21

村田諒太復活の陰には、当時交際中の妻、
佳子さんの存在がありました。

村田が「妻がいたからこそ金メダルをとれた」
と述べるほど大きな存在でした。

佳子さんは底抜けに明るい人です。
弱点を長所に変えるポジティブ思考の持ち主です。

北京五輪の代表選考で初戦敗退して、
村田は初めて挫折感に苛まれました。
しかしその時、このように言って村田を励ましました。

自分の強さだけでなく弱さも見つめて格好いい

弱い自分を見つめることができるなんて凄い!
弱点を弱点のままにせず、
それを長所として引き出して気づかせてくれました。

時にガチガチの村田を察して、
おどけて肩の力を抜かせてくれたこともあったでしょう。
ストイックに練習する選手にとって、
その存在はとても大きいものです。

こういうポジティブで底抜けに明るい妻がいなければ、
村田はとうにつぶれていたでしょう。
村田が言うように、佳子さんがいたからこそ、
偉業を達成できたのです。

最後まで読んで頂いてありがとうございました。
コラムは毎日発信していますので宜しければ明日もまた読んでみてください。

篠田 剛 SHINODA Tsuyoshi 日本空手道建武館 館長
カッコ悪く振る舞える人がカッコいい
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※『空手のこころ』は2010年9月~2012年9月にマイベストプロ東京で公開した『館長コラム』を転載したものですので、掲載している記述は執筆時点のものであり現況とは異なることもあります。

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