『エリートの挫折 そして復活』305 日本空手道建武館 篠田剛

2012-08-20

高校時代でも勝って勝ちまくった村田諒太。
負けることなど考えもしなかった。

ところが大学4年の北京五輪出場を決める試合でなんと初戦で敗退。
大きな挫折感を味わいます。

オリンピック出場という目標を失って、
まるで抜け殻のようになってしまいました。
まさに不完全燃焼のまま村田は現役引退を決意します。

卒業後は大学に残り職員として働きました。
ボクシング部には所属するものの、
もっぱら後進の指導だけをしていました。

そんな矢先、元部員がしでかしたある事件が発覚。
部は活動休止を余儀なくされ、
部員はリーグ戦に出場できなくなりました。

“俺がやるしかない”

部員の出場がかなわない今、
俺が頑張る姿を見せて後輩を鼓舞しよう!
大学の汚名を返上して名誉を挽回する好機は今だ!

そう思ったに違いありません。
元部員の事件をきっかけに、
村田のボクシングにかける闘志が甦ったのでした。

最後まで読んで頂いてありがとうございました。
コラムは毎日発信していますので宜しければ明日もまた読んでみてください。

篠田 剛 SHINODA Tsuyoshi 日本空手道建武館 館長
カッコ悪く振る舞える人がカッコいい
■建武館はK-1戦士を生んだ板橋初の道場です。空手道場というと、とても怖くて敷居が高いイメージですが、入ってみると意外にそうでないことがわかります。3歳の幼児からシニアまで。軽く汗を流したい人からプロ志向まで。運動が苦手な人からフィジカルエリートまで。すべての人がそれぞれの目的を達成できるよう考えられた道場なのです。

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※『空手のこころ』は2010年9月~2012年9月にマイベストプロ東京で公開した『館長コラム』を転載したものですので、掲載している記述は執筆時点のものであり現況とは異なることもあります。

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