『コラムの懸け橋3-2』159

2012-09-23

横美恵先生とお会いしたのは、打合せと授業当日の、たった2日だけ。
まだ二度しかお会いしていない人が私を理解してくれていました。
先生には人の心根を敏感の感じ取るものをお持ちなのだと、
思わざるを得ません。

ある日、横先生と俳優の細山貴嶺さんについてお話ししたことがあります。
細山さんは小・中学校でいじめを受けて克服したそうです。

その克服の陰には中学校の先生の存在がありました。
その先生が「僕が君を守るから」と言ってくれて、
とても心強く感じたそうです。

元気を失っている時にもらうたった一言で元気になれることがあります。
そういう人がいるだけで救われる思いがしますよね。
細山さんの場合は中学校の先生でした。

先生というのは学問を教えるだけではない。
細山さんのお話は、そう再認識させてくれたのでした。

このお話を横先生にしたのは、
まさに横山先生がそうなんですよと言いたかったのです。

横先生も、絶妙なタイミングで声をかけて元気をくれました。
ヒューマンの学生さんもきっと、
授業で先生から元気をもらってるんでしょうね。

コラムを通じて先生と巡り合えたこと、とても感謝しています。
これからも教える立場の人間として、
互いに高めあう間柄になっていただければと願っています。

最後まで読んで頂いてありがとうございました。
コラムは毎日書いていますので、よろしければ明日もまた読んでみてください。

篠田 剛 SHINODA Tsuyoshi 日本空手道建武館 館長

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※『おれの半生』は2010年9月~2012年9月にマイベストプロ東京で公開した『館長コラム』を転載したものですので、掲載している記述は執筆時点のものであり現況とは異なることもあります。

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