『コラムの懸け橋3-1』158

2012-09-23

コラムが出張空手につながったこともありました。
専門学校の講師がコラムを読まれていて、
その学校の1日体験授業に招いてくれたのです。

体験授業をした学校は高田馬場にある
「総合学園ヒューマンアカデミー」。
そこでビジネスマナーの指導をされている、
横美恵先生が招いてくれました。

授業を終えて、先生にお礼のメールを送りました。
その返信メールに、横先生は思いもかけず、
私に気付かせてくれた言葉をいただきました。

横先生は私がなぜ一生懸命でまっすぐなんだろう…
と思い巡らしたそうです。
そして答えが見つかったと、次のように話されました。

「お父様はお若くして亡くなっていらっしゃるようですが、
そのお父様が先生の中に間違いなく生きていらっしゃるからですね。」

メールにおやじのことが出て来たものだからドキリとしました。
そして思わず目頭が熱くなりました。

これまで一生懸命さとおやじとが結びつくなんて、
考えたこともありませんでした。
だから横先生の言葉で、
あぁそうなのかもしれない、と思うようになりました。

過去に、誤解を受けたり謗られたりしたことが何度もありました。
確かにそんな時は、自分はダメな奴なのかなと、
おのれが揺れることもありました。

しかし、そのたびに、
俺は恥ずべき行動はしていない。いや、するはずがない。
だって俺はおやじの息子なんだぜ。
そう思い返しては自信を取り戻していました。

横先生が仰ったのはこれだな。
これまでずっと心の中で感じていたことを、
「おやじが俺の中で生きている」
横先生はこう言葉で表現してくれたのでした。

最後まで読んで頂いてありがとうございました。
コラムは毎日書いていますので、よろしければ明日もまた読んでみてください。

篠田 剛 SHINODA Tsuyoshi 日本空手道建武館 館長

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※『おれの半生』は2010年9月~2012年9月にマイベストプロ東京で公開した『館長コラム』を転載したものですので、掲載している記述は執筆時点のものであり現況とは異なることもあります。

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