『平成の鬼平』 2

2011-02-13

廃校の再利用。

私の理想はワンストップセンターとすることです。
イメージとしては、
更生保護施設+職人塾+学習塾+道場
というものです。

住居はシェアハウスのようにキッチン・浴室は共有スペースとします。規則正しい生活をさせて社会になじみやすい人になります。
ここでは前歴を隠さずに済みます。



殺風景なイメージの強かった施設の外観などのデザインを考え、地域の人が受け入れやすくします。就労については直営店を経営して実践経験を積みます。キッザニア東京の本気版ですね。

手当を支給することで責任感を持たせます。技能指導は地域ボランティアや協力雇用主の協力を得ます。左官の仕事場もありうるし、ケーキ作りもいいでしょう。清掃の仕事も取り入れれば住居内や店舗もきれいに維持できて一石二鳥です。地域の住民が来店していただけるようになれば素晴らしい関係になれます。

彼らはいずれ施設を出ます。独り立ちするためには知力・学力の底上げが必要です。そこで地元の大学生が家庭教師のボランティアとなって底上げの一役を買うのです。例えばLED室内農園や太陽光発電関連の勉強なども将来のためになるでしょう。

そして体育館が即席の道場となって精神的なトレーニングとして空手を習います。もちろん、再犯しない強い芯をつくるのが目的ですがそれだけではありません。厳しいだけでなく体を動かす喜びも味わわせます。運動すると自分にポジティブになれます。

この構想ついては以前、板橋区長に直接お話をさせていただきました。区長はお忙しい中をありがたくも熱心に聞いてくださいました。

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篠田 剛 SHINODA Tsuyoshi
日本空手道建武館 館長
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※『時局放談』は、2010年9月~2012年9月にマイベストプロ東京で公開した『館長コラム』を転載したものです。したがって、掲載している記述は執筆時点のものであり現況とは異なることもあります。

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