2011-04-21
唐突ですが実兄であり先代館長が事業をしている会社で
『五右衛門風呂』を取り扱っています。
アウトドアーズマンの要望に応えて大自然の中で、
思いっきり心も体もリフレッシュしてもらおうというものです。
アウトドアにしつらえたものですが、もしもの時にも役立ちます。
私はこれの営業マンではありません。
いいな！と思う方もいらっしゃればと思い情報提供します。
パンフレットによれば…
●大人2人で運搬組み立てられ設置はいたって簡単
●ガスや電気方式の風呂に比べ施工費用が格安
●間伐材（ガレキ）を燃料として使用できるのでローコスト、しかも自然に対してローインパクト
●設置状況に応じて、焚き口・排水・煙突の各方向が90度毎に取り付け可能
●鋳物ならではのすぐれた耐久性。しかもシンプル設計のためメンテナンスがらく
●焼却炉としても使用可能
疲労困憊の避難所生活から一刻も早く抜け出したいでしょう。
それが叶わないならせめて…。
手を差し伸べられていない地では、
とても喜ばれるのではないでしょうか。
値段は煙突のある方が371,700円で、下が183,750円です。
個人で買える値段ではないですね。
例えば区または町内会が購入して、
防災倉庫などに備えておくのはありでしょう。
またはタレントの清水国明さんが運営の、
自然暮らし体験村のような所などにはいかがでしょう。
現地で喜んでいただけるなら、
建武館がカンパを募って寄贈することにやぶさかではありません。
そんなこと言うと“また館長の勇み足！”
なんて道場生に言われそうですが！
この大震災を境に惻隠や利他という、
日本人の元々備わっていた良きDNAが現れてきたと感じませんか？
憐み共感する心そして他を満たす思いやりの心。
偽善だ青くさいと言っていた人達も、
現実を目の当たりにすれば心も変わります。
大変だ大変だと言っていた人も、
自分よりもっと辛い境遇の人がいるんだとわかって、
小言を言わなくなりました。
やってもらうことばかり考えていた人が、
何かやってあげたいという気持ちに変わってきました。
我が息子によく話します。
たやすく人からもらうなよ、逆にあげる立場の人間になれよ、と。
つまり「もらう喜び」よりも、
「あげて喜んでもらうことに喜び」を感じろよと言います。
空手の指導でよく話します。
白帯は自分のことで精一杯だけど、
黒帯になると後輩に気を配れるようになります、と。
つまり「自分を高めるために努力する」ことに始まり、
「他人のために尽くす」ように変わる。
このようになってようやくカッコいい先輩になる、ということです。
ちなみに五右衛門風呂の小さい版の、
かまどんというオーブンセットもあります。
ごっついのを作っています。
ネーミングはそのまんまでイマイチですが。
お問い合わせ
株式会社泰豊（たいほう）
東京都板橋区氷川町46-4
電話03-3579-8284
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※『時局放談』は、2010年9月～2012年9月にマイベストプロ東京で公開した『館長コラム』を転載したものです。したがって、掲載している記述は執筆時点のものであり現況とは異なることもあります。
