『おやじの会 動く』 29

2011-05-05

おやじ会員が一人、二人、増えてきました。
そこで、稽古でひとしきりいい汗を流したあとで一杯やりに行こう、
ということになりました。
平成17年2月のことです。

この日は私を含めて8名。
稽古を終えて夜10時近くから近くの居酒屋に行きました。

ひとしきり汗をかいたうえにすきっ腹のせいか、
とても酔いが回るのが早く、みんな上機嫌です。
組手で足が痛いだの自爆しただの、
病気自慢ではありませんがそんな話で盛り上がります。
これがまた楽しいひと時です。

酒を飲みながら、
「おやじの会頑張ろうぜ!」と互いにエールを送ります。

ただし、おやじの会といってもまだ“仮称”つきでした。
組織としても世話人役がいなければ動きません。
そこで立候補してくれたのが木下哲という28歳で二児の父親でした。
満場一致で木下君に決まりました。

木下君との出会いは息子が通う幼稚園でした。
彼の息子も同じ幼稚園に通っていました。
その幼稚園で彼が私に声をかけてきたのがきっかけです。
道場がガラス張りで道沿いなので、
通るたびに私の顔を見て知っていたようなのです。

彼は私よりまだ若いのに心を使い気働きをみせ、機転のきく男なので、
何事にも安心して任せられます。
目上には気を配り、年下に優しく接することができるので、
年齢幅の広いおやじの会では適任です。
世話人役が木下君と決まり、
これからいいおやじを探し出すぞ~!という気持ちになりました。

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篠田 剛 SHINODA Tsuyoshi
日本空手道建武館 館長
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※『ひと・もの・こと』は、2010年9月~2012年9月にマイベストプロ東京で公開した『館長コラム』を転載したものです。したがって、掲載している記述は執筆時点のものであり現況とは異なることもあります。

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