2012-06-13
舗道をきれいにする清掃車両さえあれば、
一夜にしてきれいな舗道になるかもしれません。
だけどそれではいつまでたっても、
ガムを吐き捨てる者の跡は絶たないでしょう。
いたちごっこになってしまいます。
掃除を誰かにやらせたり、口でとやかく言ったりするのは簡単です。
やっぱり、汗かいてやってみないと。
みずから進んで行動しないと。
そうすれば罪悪感だとか、感謝の気持ちだとか、
そういう気持ちがわかるはずです。
百聞は一見にしかず。百見は一行にしかず。
四の五の言わず、自分の手足を動かせば感じるものがあるはず。
大山駅に着いた子供たちが改札を抜けて「あっガム!」
ガムが目につくようになりました。
この子たちは、きっとこれからも、
ガムを吐き捨てるようなまねはしなくなるでしょう。
朝の4時に起きた子供たちはこの日一日、
眠くてだるかったでしょうね。
だけど眠気やだるさよりも、
きっと満足感の方が上回っていたと思います。
いい笑顔でしたから。
子供たちにとっても、我々大人にとっても、いい体験ができました。
日本一汚い歓楽街、新宿。
その新宿をきれいにしようと街頭清掃を続ける千種さんたちに、
感謝。
東京掃除に学ぶ会 代表世話人の千種さん、岡本さんと
日本を美しくする会 会長 田中さんと
道場に到着!みんな笑顔 これから学校へ。遅刻しないでね!
最後まで読んで頂いてありがとうございました。
コラムは毎日発信していますので宜しければ明日もまた読んでみてください。
篠田 剛 SHINODA Tsuyoshi 日本空手道建武館 館長
■これからの社会の在り方として建武館が投げかける大事なメッセージ“よその子もうちの子”。
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※『空手のこころ』は2010年9月~2012年9月にマイベストプロ東京で公開した『館長コラム』を転載したものですので、掲載している記述は執筆時点のものであり現況とは異なることもあります。