『男なら、男坂を選べ』272 日本空手道建武館 篠田剛

2012-05-28

神社や寺の参道などで、二つある坂のうち、
急なほうを男坂といいます。

息子が幼い頃に親子で遊びに行った高尾山にもありました。
高尾山は左が108の石段がある男坂、
右がなだらかな女坂。

「男なら男坂でしょ」
そう言って、3人の息子と石段を登り始めたものです。

より困難な方を選ぶ習慣を身に付けることは大事です。
養老孟司さんに、次のことばがあります。

「人生の分かれ道で、安全な方と危ない方があれば、危ない方を選べ」

へとへとになっていると、
ここで休もうか、それとも続けるかと心の中で葛藤するんですね。

そんな時に、
「つらいけどもうひと踏んばりだ」と、
自分の背中を自分で押せるかどうか。

分かれ道でいばらの道をパッと選べるかどうかは、
“クセ”に近いものがあります。

いばらの道を選ぶのを、
“幼少の頃からのクセ”にしておくことが大事なんですね。

克己心というのは自分に打ち勝つ心ですが、
つらいことも楽しんじゃえ!といえる人はもっと強いですね。

最後まで読んで頂いてありがとうございました。
コラムは毎日発信していますので宜しければ明日もまた読んでみてください。

篠田 剛 SHINODA Tsuyoshi 日本空手道建武館 館長
■これからの社会の在り方として建武館が投げかける大事なメッセージ“よその子もうちの子”。

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※『空手のこころ』は2010年9月~2012年9月にマイベストプロ東京で公開した『館長コラム』を転載したものですので、掲載している記述は執筆時点のものであり現況とは異なることもあります。

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