2012-05-17
帯の色が変わるのは成長の証。
白帯は初心者なので自分のことで精一杯です。
黄色など色鮮やかな帯から紫や緑など重厚な色に変わるにつれ、
技の手本を示せるようになります。
茶帯になる頃には少し余裕ができて、
後輩にも気を配れるようになります。
そして黒帯。
黒帯ともなれば、自分のことは後回しにして、
後輩のためにやってあげようと考えます。
時には自分を犠牲にしてまでも尽くすことも必要です。
自分のためだけに行動するのは本当の黒帯ではありません。
後輩のために貢献することによって本当の黒帯となれるのです。
さて、5月初旬に少年部初段合格者三人へ認定証(賞状)と、
黒帯の授与式を行いました。
授与式に先立って、全員組手でひとしきり汗をかきました。
組手をするのは黒帯としての心得を、
言葉なんかより体で理解して心に刻んでほしいからです。
そして組手が終わり、道着を整え整列して授与式。
緊張の面持ちで受け取る三人でした。
これから先、より稽古に励んで黒帯にふさわしい実力と、
強くて優しいリーダーになってほしいですね。
授与式が終わってお祝いの記念撮影。
恒例となりつつある人間ピラミッドが始まりました!
何度も崩れて失敗して、
まだやるの…なんて顔つきも。
組手よりキツかったか。
やっと成功したのがこの一枚。
最後まで読んで頂いてありがとうございました。
コラムは毎日発信していますので宜しければ明日もまた読んでみてください。
篠田 剛 SHINODA Tsuyoshi 日本空手道建武館 館長
■平日はどうしても時間がとれない方は、東武東上線・大山駅にある「コナミスポーツクラブ大山」にお越しください。都営三田線・高島平方面にお住いの方は、新河岸にある「わかたけ第2保育園」にどうぞ。
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※『空手のこころ』は2010年9月~2012年9月にマイベストプロ東京で公開した『館長コラム』を転載したものですので、掲載している記述は執筆時点のものであり現況とは異なることもあります。