『プライドを植え付ける 親の役目』264 日本空手道建武館 篠田剛

2012-05-16

黒帯はみんなの憧れ。
相撲でいえば黒帯は「横綱」でしょうか。
色帯とは別格の存在なのです。

黒帯はプライドとともに締めるものですが、
帯を締めていない時はプライドも緩んでしまいがち。
備わった技と力を何に使うかを学ばないと、
くだらないことに使ってしまいます。

そのあたりは、うちのおやじは徹底していましたね。
私にびっしりと「男として卑怯なまねをするな」と、
植え付けてくれました。

だから、自分より弱い者に、
威張り散らしたりいじめたりする者がいたら無性に腹が立ちました。
悪いことやっている奴がいるのに、
怖くて手を出せないのは意気地がないと憤慨しました。

もちろん、私も人間だから羽目を外すことがたくさんあります。
だけど、卑怯なことをしない、という一点だけは守り通しました。
おやじが「男として…」と言い続けてくれたおかげです。
飽きるほど、耳にたこができるほど、
言い続けることが大事なんですね。

最後まで読んで頂いてありがとうございました。
コラムは毎日発信していますので宜しければ明日もまた読んでみてください。

篠田 剛 SHINODA Tsuyoshi 日本空手道建武館 館長
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※『空手のこころ』は2010年9月~2012年9月にマイベストプロ東京で公開した『館長コラム』を転載したものですので、掲載している記述は執筆時点のものであり現況とは異なることもあります。

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