『イチローの考える好敵手』252 日本空手道建武館 篠田剛

2012-05-04

シアトル・マリナーズのイチロー選手は次のように語ったそうです。
「自分の打撃がベストであるためには相手投手のベストも必要になります」と。(読売新聞の編集手帳から引きました)

なぜ、相手投手のベストが必要なのでしょうか。
この言葉を聞いて、イチロー選手は打つことだけが、
大事なのではないと考えていると思いました。
ではイチロー選手は何が大事だと考えているのでしょうか。

投手が素晴らしいピッチングをすればするほど、
バッターはあれこれ考えないと打てません。

イチロー選手はこの、あれこれ考えて打とうとする、
プロセスが大事なんだと言いたいのでしょう。

なぜプロセスが大事なのでしょうか。
それは、あれこれ考えて打とうと努力するからです。
努力したその結果として自分の能力がアップするからです。

自分の能力がアップするのは、
相手が素晴らしいピッチングをするおかげ。

だからこそ、相手投手のベストも必要になると、
語ったのだと思っています。

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小山の勝利、良きライバルの話から始まり、イチローの話に展開しました。
次回も続きのお話をします。

最後まで読んで頂いてありがとうございました。
コラムは毎日掲載していますので宜しければ明日もまた読んでみてください。

篠田 剛 SHINODA Tsuyoshi 日本空手道建武館 館長
■道場生に伝えたい“技は心に応ず”“拳足は警策なり”。

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※『空手のこころ』は2010年9月~2012年9月にマイベストプロ東京で公開した『館長コラム』を転載したものですので、掲載している記述は執筆時点のものであり現況とは異なることもあります。

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