『第2の継母との平穏な日々、そして激震』 28

2010-12-06

高校時代、もう一人の継母と対面することになりました。

若い継母との出会いは衝撃的でしたのでよく覚えています。
しかし、次の(こんな言い方は適切ではありませんが)継母は、
いつどこで対面したかよく覚えていません。
またか、というわけのわからぬ免疫ができてしまったからでしょうか。

その継母は私を剛さんと呼び、深入りしない配慮をしてくれました。
つかず離れずの距離を置いてくれたおかげで、
家庭内は特段のいざこざもなく過ごすことができました。

しかし、
平穏なときを過ごす、そんなある日に激震が起こります。
耳を疑いたくなるような、嘘であってほしい言葉を聞きます。


親父に、癌が見つかりました。


建武館 篠田剛

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※『おれの半生』は2010年9月~2012年9月にマイベストプロ東京で公開した『館長コラム』を転載したものですので、掲載している記述は執筆時点のものであり現況とは異なることもあります。

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