中学時代はあまりケンカはしませんでした。
ただ友達が、言いがかりをつけられて絡まれた時は身を挺することはありました。しかし、小柄で童顔な私は、なめられることがよくあり、悔しい思いをしたものです。
高校に入ると金城裕先生から本格的に空手を教わり始めました。身長が伸びたのもこの時期です。成長期と相まって、腕力がグンとついてきました。
力がついてくると自分の信念を曲げぬ精神力が根付いてきます。私が幸運なのはその信念は正義に基づけと父から教わったことです。空手を正義の振る舞いに使えと。
…そうは言っても、まだ血気盛んな高校生。いろいろケンカもしましたね。
建武館 篠田剛
2010-11-26
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※『おれの半生』は2010年9月~2012年9月にマイベストプロ東京で公開した『館長コラム』を転載したものですので、掲載している記述は執筆時点のものであり現況とは異なることもあります。