『川内優輝選手の楽厳しい人生選択 東京マラソン2012で思う』 213 日本空手道建武館 篠田剛

2012-02-28

川内優輝 市民ランナー 日本空手道建武館.jpg

前のコラムでお話しした公務員ランナー、
川内優輝選手についてもうひとこと。

小学校時代にお母さんから受けた“地獄の特訓”。
それが、今の川内選手を作っているのだと思っています。

どんなところか。

ひとつはマンツーマンが性に合わず、
仲間と走る独自のスタイルを確立させたこと。

もう一つは組織に護られずとも、
独りでやっていく芯の強さを持ったことです。

マラソンの練習はとてもつらいはずです。
だけど川内選手はつらい中に楽しさを見つけ出す能力を備えました。
仲間と競い合うことで実力を伸ばしていくやり方を身につけたのです。

レースに出ることを練習の一手法としたのもそれ故です。
ところがこの手法は、
心が強くないとやろうという気持ちにはなりません。

周りは仲間もいますが見知らぬ“敵”もいるからです。
空手でいえば「出稽古」でしょうか。

そういう中に自ら入り込もうとするわけですから、
よほどの芯の強さがないとやれません。

そういうことをやってのける人間を作ったのが、
お母さんだというわけです。
これは私の“勝手な”思い込みですよ。

学生時代から続く恩師のもとでの指導を断ったのも、
自分の可能性を試したかったのでしょう。

これは、不義理をしたのではなく、
自分の理想を見つけるために独立したのだと思っています。
社会でいえば『起業』ということでしょう。

自分の人生。
みなさんはやりたいことにチャレンジしていますか?
勇気をもってやりましょう。
一度きりの人生じゃぁないですか!

最後まで読んで頂いてありがとうございました。
コラムは毎日掲載していますのでよろしければ明日もまた読んでみてください。

篠田 剛 SHINODA Tsuyoshi 日本空手道建武館 館長
■板橋税務署の近くで目にとまる“ガマン売ります”のポスター。そう、建武館はガマンを標榜しています。
■今、必要なのは弱者へのやさしさです。損をしても正しいことをする正義感です。
■道場生に伝えたい“技は心に応ず”“拳足は警策なり”。
■これからの社会の在り方として建武館が投げかける大事なメッセージ“よその子もうちの子”。
■建武館はK-1戦士を生んだ板橋初の道場です。空手道場というと、とても怖くて敷居が高いイメージですが、入ってみると意外にそうでないことがわかります。小さい子から壮年まで、初心者からアスリートまで、すべての人がそれぞれの目的を達成できるよう考えられた道場なのです。
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■私は空手の指導で役に立つ財団法人日本体育協会公認上級指導員の資格を取得、また介護予防サポーター、こころの健康サポーターの講習を受けて道場生の体と心のケアに努めています。

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※『空手のこころ』は2010年9月~2012年9月にマイベストプロ東京で公開した『館長コラム』を転載したものですので、掲載している記述は執筆時点のものであり現況とは異なることもあります。

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