『組手と芋こじ』212 日本空手道建武館 篠田剛

2012-02-25

いがみ合い、罵り合い、足の引っ張り合い。
思い込み、偏見、色眼鏡。
陰口、嘲笑、不信感…。

うんざりするような人間関係が、あなたの周りにありませんか。
このままでは、何をやろうにも話が進みません。
前向きな、建設的な話などできなくなります。

そんな時はとことん話し合う。
互いの疑問点をぶつけ合う。
そこではじめて誤解が解かれ、理解が生まれて手が結ばれる。

これが「芋こじ」なのです。
何か事を起こそうとしたら、まずはこの芋こじをしよう、
というわけです。

泥のついた芋でも、お互いにぶつかり合っていくうちに、
泥が落ちてきます。
そしてひと皮むけてきれいになります。

誤解という泥を落として、汚れた性根をはぎ取る。
人にもまれてひと皮むける。
人に磨かれ人になる。

これが芋こじ精神です。

空手でいえば組手がこの芋こじにあたります。
ぶつかり合っていくうちに、互いがわかりあっていきます。

徳を修めるために努力に努力を重ねるところは、
まさに切磋琢磨ですね。

最後まで読んで頂いてありがとうございました。
コラムは毎日書いていますので、よろしければ明日もまた読んでみてください。
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篠田 剛 SHINODA Tsuyoshi 日本空手道建武館 館長
■板橋税務署の近くで目にとまる“ガマン売ります”のポスター。そう、建武館はガマンを標榜しています。
■今、必要なのは弱者へのやさしさです。損をしても正しいことをする正義感です。
■道場生に伝えたい“技は心に応ず”“拳足は警策なり”。
■これからの社会の在り方として建武館が投げかける大事なメッセージ“よその子もうちの子”。
■建武館はK-1戦士を生んだ板橋初の道場です。空手道場というと、とても怖くて敷居が高いイメージですが、入ってみると意外にそうでないことがわかります。小さい子から壮年まで、初心者からアスリートまで、すべての人がそれぞれの目的を達成できるよう考えられた道場なのです。
■建武館では空手やキックボクシングはもちろん、3歳から始められる空手運動クラス、女性でも気軽にできるソフトキック、60歳からのアンチエイジングトレーニング、自主トレーニングコースも常設しています。
■空手の個別指導もしています。マンツーマンでじっくりやりたい方はお気軽にご相談ください。さらに、ご自宅や企業のサークル・研修会・各種イベントなど道場以外でも空手を楽しんでいただけるように出張指導もしています。道場まで通えない方や、企業イベントなどの福利厚生、クラブ活動などにご依頼ください。
■平日はどうしても時間がとれない方は、東武東上線・大山駅にある「コナミスポーツクラブ大山」にお越しください。都営三田線・高島平方面にお住いの方は、新河岸にある「わかたけ第2保育園」にどうぞ。
■私は空手の指導で役に立つ財団法人日本体育協会公認上級指導員の資格を取得、また介護予防サポーター、こころの健康サポーターの講習を受けて道場生の体と心のケアに努めています。

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※『空手のこころ』は2010年9月~2012年9月にマイベストプロ東京で公開した『館長コラム』を転載したものですので、掲載している記述は執筆時点のものであり現況とは異なることもあります。

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